JavaScriptでtodoリストを作る

こんにちは、フロントエンドエンジニアのてりーです。

はじめに

JavaScriptでtodoリストを作ってみましょう。
基本的なDOM操作や、関数、配列の使い方あたりの理解だがチェックできます。

完成物

要件

 todoアプリ // ・todoの一覧を表示 // ・追加機能でtodoを追加できる // ・todoを削除できる // ・検索機能で一致するtodoだけを表示する // ・動作する旅に「残りのタスクは~個です。」の〜が更新される

レッツチャレンジ!!!

実際に手を動かしてやってみましょう。

大まかな流れ

①htmlで必要な要素を書く
②cssファイルを作り、デザインと整える
③タスク追加機能を作る
④タスク削除機能を作る
⑤検索機能を作る
⑥残りのタスク量を表記する

解説

①htmlで必要な要素を書く

②cssファイルを作り、デザインを整える

htmlを書く前にまずはディレクトリ の構成をみましょう。
今回はこの様に、html、css、jsファイルをそれぞれ1つずつ作る。

htmlファイル内はざっとこんな感じ。

<!DOCTYPE html> <html>     <head>         <link rel="stylesheet" href="style.css">     </head>     <body>         <h1>todoアプリ</h1>         <p>todo一覧</p>                  <ul id='todo-list'>         </ul>         <div>             <p>----------------------------------------------------------</p>             <div>                 <input id="add-new-todo" type="text" placeholder="todo追加">                 <button id="add-todo">追加</button>             </div>                 <input id="search-todo" type="text" placeholder="検索ワード">                 <button id="search">検索</button>                  <p id="todo-count"></p>            </div>                <script src="todo-app.js"></script>     </body> </html>

cssはこんな感じになる

ul {     list-style: none; }  li{     display: flex;     align-items: baseline }  li> p ,input,button{     margin:10px; }

③タスク追加機能を作る

さてここから本番。JavaScriptでの処理をちゃんと書いていく形になる。

タスク追加機能の流れとして

・引数にタスク名で、追加されたタスクのDOMを生成する関数を作る
・追加ボタンが押された時に発火するイベントを作る

となる。

引数にタスク名で、追加されたタスクのDOMを生成する関数を作る

関数名をcreateTodoListとして、task名を受け取ったらそれに応じてli、p、buttonを生成する関数を作る。

// タスクをリストに追加 const createTodoList = function(task){     const html=`     <li>     <p id="todo" class="todo">${task}</p>     <button id="todo-delete" class="delete">削除</button>     </li>     `     todoList.innerHTML += html }

使い方はこんな感じ。

const task = "犬の散歩" createTodoList("task")

引数にいれた「犬の散歩」をタスク名に入れた、DOMが生成される。

追加ボタンが押された時に発火するイベントを作る

次は追加ボタンで発火するイベントを作る。

//追加でcreateTodoListを発火する document.querySelector('#add-todo').addEventListener('click',function(e){     const task = document.querySelector('#add-new-todo').value.trim()      //空での追加を防ぐ     if(!task == ''){     createTodoList(task)     document.querySelector('#add-new-todo').value = ''     } })

で、id (add-todo)がクリックされた時に、処理内容を実行するイベントが出来た。

中の処理では、以下のことを行っている。

・taskにinputタグ内の入力値を代入
・if文でtinputの入力値が空の場合を除外
・先ほど作ったcreateTodoLIstにタスク名を渡して実行
・タスクの追加が終わったので、inputタグ内を空にする

//taskにinputタグ内の入力値を代入 const task = document.querySelector('#add-new-todo').value.trim()      //if文でtinputの入力値が空の場合を除外     if(!task == ''){     //先ほど作ったcreateTodoLIstにタスク名を渡して実行     createTodoList(task)      //タスクの追加が終わったので、inputタグ内を空にする     document.querySelector('#add-new-todo').value = ''     }

これにてタスク追加機能が完成。

④タスク削除機能を作る

次にタスクの削除機能を作ります。

削除機能では以下のことを行います。

・削除ボタンで発火するイベントの作成
・li、p、buttonタグを全て削除する

//削除ボタンで発火するイベントの作成 todoList.addEventListener('click',function(e){      //li、p、buttonタグを全て削除する     if(e.target.classList.contains('delete')){         e.target.parentElement.remove();     } })

classLIstを使うことでdelteクラスが含まれている要素を親ごと取得して、remove()で削除している。

検索機能を作る

検索機能の大まかな流れとして

・追加されたtodoを配列に格納したtodosを作る
・検索ワードを格納するfiltersを作る
・filtersとtodosが一致した物のみで構成される配列filterTodosを作る
・todos(タスク一覧)、filters(検索ワード)を引数として、それらが一致していたら、新しいタスク一覧であるfilterTodosをレンダリングする関数renderTodosを作る
・filterTodosを作ったら検索ワードは空にする
・タスク一覧のDOM内を空にして、タスクの重複を防ぐ
・filterTodosをforEachで1つずつ出力する
・検索ボタンで発火するイベントを作る

//追加されたtodoを配列に格納したtodosを作る const todos = Array.from(document.querySelectorAll('#todo'))  //検索ワードを格納するfiltersを作る const filters = {     searchText: '' }  //todos(タスク一覧)、filters(検索ワード)を引数として、それらが一致していたら、新しいタスク一覧であるfilterTodosをレンダリングする関数renderTodosを作る const renderTodos =function(todos,filters){      //filtersとtodosが一致した物のみで構成される配列filterTodosを作る     const filterTodos = todos.filter(function(todo){            //todoのに格納されたタスク名に、filters.searchTextに格納した文字列が含まれている物だけがreturnされる         return todo.textContent.toLowerCase().includes(filters.searchText.toLowerCase())     })      //フィルタリングしたら検索ワードのinputは空にする     document.querySelector('#search-todo').value = ''      //forEachでfilterTodosの配列を出力する前に、タスク一覧のDOM内を空にして、タスクの重複を防ぐ     document.querySelector('#todo-list').innerHTML=''      //filterTodosをforEachで1つずつ生成する     filterTodos.forEach(function (todo) {         createTodoList(todo.textContent)     })  }

これにより、検索ワードfilters、タスク一覧todos、todosとfiltersの文字列が一緒の物のみタスク一覧に追加するrenderTodosが出来上がった。

これらを使い、検索が押された場合に発火するイベントを作り、その都度、todos、filtersの値を更新しながらrenderTodosを実行する。

//検索ボタンでの発火 document.querySelector('#search').addEventListener('click',function(e){     //todosの配列の値を更新する     const todos = Array.from(document.querySelectorAll('#todo'))      //検索欄に入力された値が、filterワードとして格納される     filters.searchText = document.querySelector('#search-todo').value     renderTodos(todos, filters) })

これにて検索機能完成!!!

動作する旅に「残りのタスクは~個です。」の〜が更新される

これで最後の機能?です。

大まかな流れとして

・pタグ作る
・pタグにJavaScriptで変数を格納
・各イベント時に変数の更新をする

最初のpタグを作る!はこれだけです。htmlにpタグを作ってidを振っておいてください。
中身はJs側で入れていくので、空で大丈夫です。

<p id="todo-count"></p>   

Js側では、以下の文言をさいしょのほうと、各イベント内に入れます。
todosの配列が追加、検索の際に更新されてlengthが変わってきます。

 const todos = Array.from(document.querySelectorAll('#todo')) document.querySelector('#todo-count').textContent = `残りのタスクは${todos.length}個です`

完成

以上でJavaScriptで todoアプリを作る事ができました。

今回の内容が自分1人で出来る様になると、JavaScriptの文法の基礎の、DOM操作、関数、配列、オブジェクトあたりは使いこなせる様になります。

告知

JavaScriptのライブラリのReactに関して、初学者向けのチュートリアルや解説の記事をいくつか作っています。
是非学習の参考にして下さい。

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